Doctor’s health log(内科医の視点)

総合病院の内科医師が実際の体験を通して健康回復・維持・増進の方法を紹介する雑記ブログ。

【知ってるとお得】火傷(=熱傷)に効く漢方薬(紫雲膏)

よく火傷をしてしまうという人が、何か良い薬はにないか、

相談にきたことがあります。

 

火傷に効く薬ってあると思いますか?

西洋医学では、冷やしたり、ステロイド。

あるいは皮膚のバリアが破壊されて感染した時の抗生剤くらいですよね。

 

しかし漢方薬にはあるんです。

 

良い薬が。

 

それが「紫雲膏」。

漢方の塗り薬。

 

2度熱傷(=皮膚の少し深いところまでの熱傷)くらいであれば、

跡形もなく、消えてしまうと言われています。

 

そこで実際に処方したところ、

すぐに火傷を負ったらしく、

使用した、との報告を受けました。

 

すると火傷の後がすぐに綺麗になったと言われて

見せてもらいました。

 

確かに火傷の跡はみられず、綺麗になっていました。

女性の方でしたが、

お嫁に行っても大丈夫な皮膚の状態まで回復していました。

 

「紫雲膏」は擦り傷などにも使えるため、

特にお子さんがいる家庭だと、

家に常備してあると非常に便利な薬です。

(病院で使うアズノールという薬よりずっと高い効果が期待できます。)

 

また痔や手荒れの薬としても使えます。

 

ただ欠点としては、

薬の色が赤紫色で、服などが汚れることがあります。

 

そのため、紫雲膏をつけた部分は絆創膏や

手であれば布手袋を履いたりして

周りのものが汚れないようにすると良いと思います。

 

 

 

 

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