Doctor’s health log(内科医の視点)

総合病院の内科医師が実際の体験を通して健康回復・維持・増進の方法を紹介する雑記ブログ。

【必見】「本当に風邪ですか?」に自信をもって答える。重要な3つの症状。

「風邪は万病のもと」と言われているから

風邪かもしれないけれど不安で早めに病院を受診したら、

 

「たぶん風邪でしょう。」

「風邪ですかねえ。」

「風邪かもしれませんね。」

 

と言われて、

結局風邪かどうかもよくわからなかったこと

多いのではないでしょうか。

 

それもそのはず。

 

実は医療者でさえ、どういう状態を風邪というのか

正確に認識している人が少ない。

 

そのため、

重症感がなくて、

よくわからない病気が風邪とされることが多いのです。

 

ましてや一般の方がわらかなくて

不安になるのは極自然なことだと思います。

 

しかし実際には、一般の方でも簡単な知識さえあれば

これは風邪である可能性が極めて高い

という状態を判断することはできます。

 

具体的には、

 

1〜2日の間に

・喉の痛み(=喉の症状)

・鼻水(=鼻の症状)

・咳(=気管支の症状)

 

の3つの症状がそろえば、

風邪である可能性が高いです。

 

なぜなら、風邪は基本的にウイルスが感染したことによるものなので、

短期間のうちに周囲の臓器にウイルスが広がりやすいからです。

そのため、周囲の複数の臓器に症状が出ます。

 

このように風邪と判断できるなら、

私は「麻黄湯」を飲んでいます。

市販薬もあるので、まずは御家庭での対応で問題ないでしょう。

 

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これに対して、

細菌による感染は、基本的に1つの臓器に留まりやすく、

特に初期は1箇所の臓器による症状です。

 

例えば、

咳だけであれば、肺炎のことがあります。

 

そのため、

上記の症状が3つそろわず、1つだけで症状が強くなるようであれば、

病院に行きましょう。

 

 

 

  

 

 

 

 

 

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