Doctor’s health log(内科医の視点)

総合病院の内科医師が実際の体験を通して健康回復・維持・増進の方法を紹介する雑記ブログ。

西洋医学の薬の効果と、その限界

病院でよく処方される薬。

それは西洋医学の薬。

漢方薬など東洋医学の薬ではないもの。

 

 

初めの頃は

薬を飲んでも

あまり効果は実感できませんでした。

 

エネルギーが戻らない。

 

そして後から気づく。

それもそのはず、と。

 

なぜなら

患者として期待している効果と

薬が狙っている効果が初めから違ったから。

 

患者として期待している効果。

それは、エネルギーの回復。

 

 

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しかし現在においても

西洋医学の薬には

エネルギーを補充する効果をもつ薬はありません。

 

それどころか

抗がん剤や抗生剤などの一部の薬を除き、

薬だけで根本的に治療を治すことは

西洋医学では出来ません。

 

 

一般的に、うつ病などの精神病は

無意識のうちに、

良くないことを考えて病気が悪化します。

 

そのため、西洋医学では薬を用いて

その悪循環が回りにくいようにするために

薬で臭いもの(原因)に蓋をします。

 

結果、複数のことを同時に考えたり、

物事を深くを考えることを

出来ないようになります。

 

このようにしてまず悪循環を断てば、

少なくとも病状の進行を遅くすることができ、

明日を迎えることが出来ます。

 

つまり、

時間稼ぎが出来きます。

 

そういう点では

西洋医学の薬は長けています。

 

 

ただし、このまま病気が治らなければ、

仕事に復帰することはできず、

社会との関係が絶たれてしまう。

 

不安で

エネルギーを失いそうになる。

 

薬のせいか

思考が止まる。

不安が軽くなる。

 

そして段々

現在のこと以外は考えられないようになる。

 

そんな生活が

しばらく続きました。

 

 

 

 

 

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