下痢がある場合、
大腸がんをまず初めに心配する方がいますが、
多くの場合は腸炎です。
下痢が頻回あるいは大量であればあるほど
ほぼ間違いなく腸炎
ということになります。
そのため、
まずは腸炎として治療することがほとんどです。
もしその時点で大腸カメラを行い、
大腸がんがみつかったとしても
多くの場合は、症状とはまず無関係です。
(偶然みつかった、ということになります。)
そのため、基本的にはまず腸炎を治しましょう。
水分を少しずつで良いので頻回にとって
脱水にならないように心がけましょう。
(通常、抗生剤の投与は不要です。抗生剤で下痢がひどくなることもあります。)
その際、漢方薬を飲めば自然治癒力が高まり、
より早く治ることが期待できます。
その際、下痢止めは(特に細菌性の場合は)
病原菌を体内に閉じ込めてしまうので
基本的には使いません。
もし定期的に大腸カメラを受けられていないなら、
腸炎が治ったら
これを機会に是非大腸カメラを受けましょう。