Doctor’s health log(内科医の視点)

総合病院の内科医師が実際の体験を通して健康回復・維持・増進の方法を紹介する雑記ブログ。

AI(人工知能)が出来ること、人間が必要とされること

 

 

GWにカーナビを頼りに高速を走ると、交通渋滞に合って

目的地や家に着くのが遅くなり、

大変な思いをしたことはありませんか?

 

一方で、ナビの情報だけではなく、

他の情報(例えば交通事故の情報など)も収集し、

総合して判断した結果、

交通渋滞を避けてスムーズに目的地に辿り着けた方もいると思います。

 

それがカーナビの限界です。

 

 

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カーナビの限界

 

知らないところへ行くのはカーナビが教えてくれるので

「辿り着けないかもしれない」という不安がなくなりますが、

それが最善のルート(選択)とは限りません。

 

この点でカーナビとAIは非常に似ていると思います。

 

 

AIの限界

 

AIが発達すると、

ガイドラインなど、標準治療などの決められた方の治療について

AIが教えてくれるようになるでしょう。

 

AIが教えてくれるとヒューマンエラーが生じないので、

「変な治療をしていまうかもしれない。」という不安は消えるでしょう。

しかしそれは無難な治療であって、

目の前の患者さん一人一人にとって最善の治療とは限りません。

 

 

人の役割

 

現在既に高齢化が進み、

もともと何かの病気をもった方、アレルギー歴、現在の生活レベルなど

様々なことを総合して治療方針を判断しないといけない時代になっています。

 

何よりも上記のため、

既に患者さん一人一人の考え方が多種多様であり、

特に抗がん剤治療などでは、

一人一人最適な治療方法が異なっています。

 

これらを総合して判断することは

特に患者さんの考え方を含めて

最適な治療を一緒に模索していくことは

AIにはできないことであると思います。

 

 

最後に

 

私たちは今、ガイドラインを参考にしつつ、

一人一人の患者さんに合った治療を考えて

毎日の診療を行っています。

 

このような治療スタイルを継続していく限り

AI全盛期でも人間は必要とされると感じています。

 

これは医師だけでなく、

他の業界でも共通することであると

私は思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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