Doctor’s health log(内科医の視点)

総合病院の内科医師が実際の体験を通して健康回復・維持・増進の方法を紹介する雑記ブログ。

予防

【一生懸命働くだけではNG】若い頃だけでなく、老後の生活も豊かにする運動習慣【健康/筋肉/若返り/社会との繋がり/働き方改革】。

「一生懸命働いて、一生懸命稼げばきっと豊かな老後の生活が待っている。」 上記のように信じて、働き盛りの時に仕事だけを頑張った結果 豊かな老後を送ることができた人がどの程度いるでしょうか。 「こんなに幸せに過ごせましたよ。」という方は あまりみ…

【電子タバコ】WHOが「間違いなく有害」と表明。安全神話はどこで始まり、広まったのか。「有害」である本当の理由。

「電子タバコは安全だから、周りの友達と全員で、電子タバコに変えました。」 と言って外来で話をされる方がいます。 「電子タバコが安全」と誰が言い始めたのでしょうか。 少なくとも(医師などの)健康に責任のある仕事をしている人たち はそんなことは言…

【自宅待機は無給】医師には適用されなかった、過労死を防ぐための「働き方改革」【明らかな過労死レベル/束縛/精神崩壊/鈍感力の大切さ】。

世間では、長時間の時間外労働が 過労死につながっていると問題になっています。 そして「働き方改革」が導入されました。 しかし現実には 「1860時間という長時間の時間外労働を認める」とか 「当直明けに休む際に有給を使いなさい」とか 「医師の働いてる…

【重要】大腸がんが内視鏡(大腸カメラ)で取りきれたかどうかは、「大きさ」よりも「深さ」が大事。

大腸カメラを受けてみたら大きなポリープがあり、 「がんではないか」 「カメラによる治療はできないのではないか」 と不安になったということはないでしょうか? 大きなポリープが見つかった時は 誰もが不安になり、ストレスを感じています。 そのような時…

【重要】タバコ(受動喫煙)をはじめとする大気・室内空気汚染でで小児喘息のリスクがかなり高くなる【妊婦/授乳婦/若い女性/家族】

生まれてきた子供を見ていると、 「このまま元気で過ごして欲しい」と、 親ならそう思うでしょう。 普段タバコを吸われているお母さんもそう思っていると 思います。 今回は喫煙している若い夫婦(特に女性)が 子供のことで後悔しないように 妊娠前から始ま…

【必見】発癌物質への曝露で肺がんのリスクはどの程度上昇するか【喫煙(たばこ)/石綿 (アスベスト)/大気汚染(PM2.5、PM10など)/ラドン】

喫煙をすると、肺がんになりやすくなるとよく言われますが、 喫煙しても肺がんにならない人がいます。 それらを見て、 「たばこを吸っても肺がんになるとは限らない。 それなら自分は大丈夫だ。」と。 本当に大丈夫でしょうか? 今回は発癌物質に曝露される…

【重要】受動喫煙による死亡は年間1.5万人(推計)。「おもてなし」も含めて早期の屋内全面禁煙は必須。

「タバコの煙が嫌で仕方がない」 「バス停でタバコを吸っている人をみて蹴り倒そうと思った」 「タバコを吸いながら、背後から傍を取りすぎて行って喘息が悪化した」 「同居している人がタバコを吸っていて、毎日煙と戦っていて辛い」 など受動喫煙に苦しん…

【重要】大人気「新型タバコ」の本当のリスク。使用及び受動喫煙で健康被害があると考えて対処するべき。

「新型タバコなら、喫煙しても大丈夫。」 と考えて喫煙されている方いませんか? あるいは、そう言われて 喫煙を始めた方いませんか? 新型タバコは、多数の有害物質を含んでおり、 それらの使用が安全であることが保証されていません。 むしろ有害物質を含…

【重要】喫煙で得る苦しみ。失う10年。がんだけでなく、COPD、脳卒中、心筋梗塞など様々な病気を引き起こす。

はじめに 喫煙者数とそれに伴う死亡者数 喫煙によって寿命が10年短くなる 早期に禁煙すればするほど長生きしやすい 「長生きなんてしなくて良い」という発言による現実逃避 最後に はじめに Martin BüdenbenderによるPixabayからの画像 何となく 「カッコい…

【重要】歌丸師匠も苦しめた本当に怖い喫煙(タバコ)の話。

はじめに タバコを吸い続けると、空気が吸えなくなる病気になる COPD(慢性閉塞性肺疾患)でまともに息が吸えなくなる 年齢・喫煙量が増えるほどCOPDになりやすい 喫煙歴があれば、COPDになり得る 受動喫煙もCOPDのリスクになる 最後に はじめに Ralf Kunze…

【必見】抗がん剤治療以外で大腸がんの再発率を低くする方法(食べ物)。

はじめに ナッツがステージ3の大腸がんの再発率を低下させた ナッツがが再発率を低下させた理由 適度な食物繊維の摂取も大腸がんの生存率を向上させる 食事について注意すべきこと 最後に はじめに 大腸がんが進行した状態でみつかった場合、 手術で完全に取…

【重要】大腸がんになる原因と、考えられる機序。そして予防法について紹介します。

はじめに 大腸がんの原因 加齢 食生活の欧米化 飲酒 肥満 慢性炎症が起こり、大腸がんできる 細胞ががん化し、大腸がんとして認識できるまでに10年以上かかる 大腸がんの予防法 最後に はじめに 大腸がんは何故できるのでしょうか? 遺伝的に出来やすい人も…

【重要】便潜血検査では大腸がんの否定はできない。健康な状態で長生きするためには、定期的に大腸カメラを受けましょう。

「便潜血検査で問題なし」≠「大腸がんなし」 便潜血検査で陽性でも、意外に大腸がんであることは少ない 便潜血検査で問題なしでも、大腸がんは否定できない 大腸カメラを定期的に受けることが、最善のがん予防法 最後に 「便潜血検査で問題なし」≠「大腸がん…

【もうすぐ到来】わずか1滴の血液でがんの有無が分かる。血液でがん検診を行う時代。

今までの腫瘍マーカーの限界 マイクロRNAが正確で早期の診断・治療効果判定を可能にする マイクロRNAはわずか1滴の血液で測定できる 最後に 今までの腫瘍マーカーの限界 腫瘍マーカーを調べても高くてもがんでなかったり、 正常範囲内でもがんであったりし…

【重要】2004年にLancetで発表。日本では医療被曝によってがんになる人が、他の先進国より3〜5倍と飛び抜けて高い

安易にCTをお願いしたり、撮っていませんか? 日本での医療被曝の現状 日本では医療被曝によってがんになる人が、圧倒的に高い どうしてCTを頻回に撮影するようになったのか 最後に 安易にCTをお願いしたり、撮っていませんか? 「お腹が少し痛いのでCTとっ…

【要注意】ピロリ菌の除菌が成功してもピロリ菌未感染の人に比べれば遥かに胃がんになりやすい。除菌後もしっかり1年に1回胃カメラを受けましょう。

はじめに 除菌が成功しても胃がんになる確率は高い 除菌が成功しても、胃がんになる確率が高い理由 では除菌はしなくてもいい? 最後に はじめに 「ピロリ菌は胃がんの原因になる。だから除菌する。 しかも若いうちに除菌した方が効果が良いと言われているの…

【必見】胃カメラを飲むのが辛い人と、辛くない人の違い

はじめに 胃カメラを飲むのが辛い人 喉元の反射が強い 緊張して、肩や喉に力が入っている。 カメラの操作が未熟。 最後に はじめに 「以前に胃カメラの検査を受けて辛かった」 「胃カメラは辛いと聞いているので、受けたくない」 という方はいませんか? 4…

【必見】大腸カメラで痛みが出やすい人と、出にくい人の違い。症状がなくて体調が良い時にこそ、大腸カメラを受けるチャンス。

はじめに 大腸カメラで痛みが出やすい人 太った男性 痩せている女性 腸が敏感な人 緊張しやすい人 お腹に力が入りやすい人 S状結腸が長い人 深呼吸をした状態で息を止めることができない人 検査中に体の向きを変えることができない人 腸炎を起こしてから1ヶ…

【重要】40歳をすぎたら、大腸カメラを定期的に(3年に1回は)受けましょう。

大腸がんは多い。罹患率1位、死亡率2位。 大腸がんが最近増えていて 自分も大腸がんではないか、と不安になっていませんか? 2018年度の統計では、 大腸がんは、がん全体で最も患者数が多く(男性で2位、女性で2位)、 死亡率が2番目に高い(男性で3位、女…

【重要】今の医療システムでは、健康時の医療介入について統計学的な根拠を示すには限界がある。

長く健康的でありたいけれど、 どんなことをしていけば病気になりにくく、 癌になりにくいのか、わらからなくて困っている方はいませんか? 私も困っていました。 なぜなら、 現在の医学は基本的に病気になった人のことしか考えてこなかったからです。 病に…

玄米は避けて、雑穀米を食べましょう

便秘や生活習慣病などで、白いお米を食べている方。 お米を食べる量が減らせなくて、食物繊維も増やせない場合は、 まず白米を雑穀米に代えてみましょう。 雑穀米は白米に比べて、吸収がゆるやかになり、 食べ過ぎも防げるでしょう。 それにより、糖尿病や脂…

栄養障害が寿命を縮める

十分な栄養がなければ、 ・エネルギーが作れなくなる ・筋肉を作れなくなる ・免疫力が低下する その結果、 かかった病気が大したことがなくても 重症になり、 亡くなってしまう方がおられます。 実際に最近、医学の世界では 筋肉量が多い人ほど長生きするこ…

【必見】調味料を無添加にすると、酸化ストレスを大幅カットできる

添加物は体に悪いことが有名で 食事については気をつけている方が多いと思いますが、 調味料は気にされていますか? たかが調味料、されど調味料。 毎日使うので月や年単位で考えると その消費量は意外に多いのです。 貴方の家の調味料をみて下さい。 例えば…

【知って得する】体に悪い油、体に良い油

o√体に悪い油は、抗酸化作用によって、 体中の血管や細胞にダメージを与え、 動脈硬化の促進による老化や、癌ができやすくなります。 皆さん、日頃どんな油を使っていますか? 日常を振り返ると、 油を使った料理多いですよね。 どんな食品を食べるかも重要…

【必見】男の体臭を消せる石鹸

男性の方で体臭が気になる方、 体臭のせいで奥様や彼女さんと喧嘩されて悲しい思いをされている方、 娘さんに近づいてもらえなくて寂しい思いされている方、 いませんか? 私も体臭が気になるということで 妻と喧嘩し、離婚されるんじゃないかという時期があ…

【必見】簡単に摂取できる体に良い油(オメガ3脂肪酸)

ω-3(オメガ3)脂肪酸は抗酸化作用があり、 体の中の毒(酸化ストレス)から体がダメージを受けるのを守ってくれます。 そのため老化防止や健康にとても良い油として有名ですが、 どうやって摂取したらいいかわからない人、 摂取するのが面倒くさい人、 摂…

【皮膚が荒れやすい人必見】本当に良い市販の保湿剤

保湿剤を塗っているのに手が荒れて、 皮膚科でステロイドもらっているのに 治りが悪くて困っていませんか? もしかしたら 保湿剤の中に入っている添加物が原因かもしれません。 保湿効果を高めるためにと 色々な成分を混ぜて売り出す商品が多いですが、 その…

【必見】疲労の回復に効くサプリメント(還元型コエンザイムQ10)

30歳頃から加齢とともに 体が疲れやすくなっていないでしょうか。 それは体内にある還元型コエンザイムQ10が低下し、 体内でエネルギーを作り出すが低下していることが 大きな原因の1つと言われています。 (参照:https://www.jstage.jst.go.jp/article/per…

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