Doctor’s health log(内科医の視点)

総合病院の内科医師が実際の体験を通して健康回復・維持・増進の方法を紹介する雑記ブログ。

【深まる謎】地球温暖化による影響は結局何だったのか【異常気象(季節外れの雪・気温上昇と下降)/自然災害(台風・局地的豪雨など)】

急に暑くなったり、寒くなったり。

急に雨や雪が降ったり、降らなくなったり。

台風で停電したり、

最近特に異常気象・自然災害が多くないですか?

 

これら全て地球温暖化が原因ではないでしょうか。

 

今回は地球温暖化による影響は、実際には何だったのか。

また実際に起こったことをもとに考えると

今後どのようなことを起こるのかについて

私見ですが書いてみました。

 

 

 

世間に公表されている地球温暖化像

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Pete LinforthによるPixabayからの画像

 

書籍やニュースなどでは「地球温暖化」が起こると次のようなことが起こる

とされています。

 

・気温の上昇が2〜3度を超えると悪影響が強くなり、

    5.8度近くまで上昇すると破滅的な影響をもたらすことがある。

・冬は、大陸からの寒気の吹き出しが弱まり、雪の量が減る。

・夏は、モンスーンが強まる。雨の多い地域はさらに多くなり、

   少ない地域はさらに減るなどの変化が生じる。

・海面が上昇する。

 

これらの結果、以下のようなことが起こるとされています。

 

・草地・湿地が乾燥して減り、砂漠が広がる。

・高山や孤立した地域の種が絶滅する。

・海面が上昇して、陸が減る。

    1mの海面上昇で90%の砂浜がなくなる。

・雨の量が増え、川の流量が増える。

・コメの収穫量が北日本で増え、西日本で減る。

・サケなどの生息域が南限が北上する。

・エネルギー需要が増える。

・媒介動物が増加するなどで感染症にかかりやすくなる。

 

つまり以上を簡単にまとめると、

「気温が上昇して様々な悪影響を起こす」ということが書かれています。

 

 

私が考える地球温暖化による悪影響

 

「気温が上昇する影響がだけ」が地球温暖化による悪影響でしょうか。

私はそうは思いません。

 

気温が上昇するだけでなく、「下降することも温暖化の影響である」

と私は思います。

 

最近の気候変動を思い返してみて下さい。

単純に平年より気温が高いだけではありませんよね?

 

気温が高くなった後は、必ず例年以上に冷え込んでいます。

あるいは気温が例年以上に冷え込んだ後に、気温が高くなっています。

 

ありのままにこの事実を捉えると、

温暖化により地球は「歪み」を生じている

解釈できます。

 

暑くなれば、その歪みを埋めるようにして寒くなる。

つまり、暑くなるだけではなく、

それを取り戻すようにして逆のことが起こっている

考えています。

 

これを証明するかのように

昨年度の2月は、北海道で非常に寒くて大雪が降りましたが、

その後暑くなりました。

 

世間では早い春が訪れると、言われていました。

しかし私は歪みを取り戻すように必ずどこかで大雪が降ると信じていました。

 

するとやはり3月末に大雪が降り、

スキー場はハイシーズンのように雪が積もりました。

 

また春先には予想外の夏日が訪れ、

6月に入ると再び冷え込んでいます。

 

 

地球温暖化が進むと今後どのようなことが起こるか

 

様々な歪みが大きくなると考えます。

天候の歪みであれば、次のようなことが起こると予想されます。

 

・急激に暑くなる日や、急激に寒くなる日が増える。

・急激な雨や台風(局地的豪雨や自然災害)が多くなる。

・急激な雪解けや大量の降雪が多くなる。

 

その結果、

・熱中症患者が増える。医療費が増える。

・冷房や暖房の使用が増える。

    エネルギー需要が増し、電気や灯油などの資源が不足する。

・自然災害からの復旧費用が増える。

・雪崩が増える。

・ウィタースポーツが安全に行えないようになる。

 

さらにその結果、

これらの歪みを人間の力で無理矢理補おうとして

さらなるエネルギー資源が投資されて温暖化を促進させるという

悪循環に陥ると予想されます。

 

生活習慣病の方で、食事や生活習慣を改善させずに薬だけを増やしていき、

その結果、生活習慣病をさらに悪化させて

際限なく薬が増えていく状況に少し似ています。

 

 

自然もストレスを感じ、発散したいと思っている

 

結局、地球温暖化による影響は何だったのか。

 

私は温暖化によって生み出された「歪み」で

起こっている異常事態全てと考えています。

 

暑くなるだけでなく、寒くなることも全て温暖化の影響。

 

ストレスがたまると、どこかで発散させないと

正常でいられないですよね。

 

自然も同じなんだと思います。

 

暑くなりすぎたら、どこかでその歪みを発散させるように動く。

捻られたゴムが、捻れを元に戻るようなイメージです。

 

 

自然に優しい生活や医療の実践が大切

 

振り返ると、私たちは自然に甘えてきた部分が多いですね。

プラスチックゴミの問題もそうですね。

 

今はまだゴミの問題で済んでいるかもしれませんが、

今後どのような大きな歪みを起こして、

どのような大きな自然災害を起こすか

想像できません。

 

自然にストレスを与えるようなエネルギーの使用や、

ゴミ・ガスの排出は避ける。

 

プラスチックのように自然に害をなすようなものがあれば

早急に対応する。

 

これらのことを1つずつしっかりと行うことが

今後の私たちの快適な生活にも重要ではないしょうか。

 

そのためには、医療の世界でも

不必要な検査・治療(手術や薬剤を含む)が出来るだけ少なくなるように

その適応を慎重に検討する必要があると考えます。

 

 

最後に

 

地球温暖化による影響は、気温上昇による影響だけではなく、

気温が下がることも影響していると感じます。

 

今増えている様々な異常気象の原点は、

温暖化によって生み出された「歪み」が原因ではないでしょうか。

 

そして温暖化を生み出しているのは、社会の「歪み」であるのかもしれません。

 

すぐにその歪みをなくすのは困難ですが、

1つずつ改善していく必要があると感じます。

 

医療の世界であれば、治療に結びつかないような

意味のない検査や治療をできるだけ避けることが

上記のために出来ることの1つかもしれません。

 

そういう意味では、出来るだけ病気にならないように

普段から体のメンテナンスを行うことも重要でしょう。

 

他の業界や、日常生活でも身近なところに改善できることがあると思います。

今後の私たちの快適な生活のために、もしあれば皆で共有していきたいですね。

この記事が明日からのより快適な生活につながることを願っています。

 

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