はじめに
タイムばかりを気にして走っていると、
良いタイムが出ない時にやる気が出なくなって
ランニングから遠ざかってしまったり、
やめてしまったりしたことでないですか?
私も何回もそういう時がありました。
そのような時は
走るコースや走る時間帯だけでなく、
走り方を変えてみましょう。
中でもおススメなのが、
ゆっくり走ることです。
できれば長く走るのが良いです。
今回はこの「ゆっくり、長く走る」方法について紹介します。
「ゆっくり、長く走る」ことのメリット
真面目な方は、ゆっくり走っていると、
「練習をさぼっている」と考えてしまって
逆に続かない人もいます。
しかし、無駄にしんどい練習をしても
努力に見合った結果が出ません。
これは真面目な貴方も望むところではないと思います。
また努力に見合った結果が出ない、
目的としていることを達成できないなどの状況が長く続くと、
普通の方は継続することをやめてしまいます。
それなら1度騙されたと思って「ゆっくり、長く」走ってみて下さい。
以下にそのメリットを書いていきますので、参考にして下さい。
苦しくなりにくいので、楽に走り続けることができる
ゆっくり走ると、心拍数がそんなに上がらないので、
走っていても苦しくなりにくいです。
そのため、速く走るより楽に走り続けることができます。
自然を感じて走ることができるので、楽しい
ゆっくり走ると、走ることに余裕ができてきます。
今まで一生懸命走っていて見えなかった景色、
感じることができなかった自然を感じることができるようになります。
これによって、ランニングって、
「こんなに気持ち良かったんだ」
「こんなに楽しかったんだ」
と感じるようになります。
エネルギーを無駄使いしないので、長く走ることができる
ゆっくり走っていると、
無駄に力を入れないで楽に走ることが出来ます。
そのため、エネルギーを運動に変換する効率が良く、
また体も走っている間にも休めたりして
長い距離を走ることが出来るようになります。
細胞の隅々まで活性化されていき、速く走れるようになる
実は、ゆっくり長く走ると、
ただ速く走っているだけより
速く走れるようになります。
それは、ゆっくり走っていると
体全体の細胞の隅々まで酸素を取り込んで
体が運動出来るように手助けをするようになるからです。
実際に走っていると、そういう感覚があります。
走った後に休んでいると、筋肉痛だけでなく、
皮膚が呼吸しているような感覚も感じることができるでしょう。
そして何よりも
実際に大会などに参加してみると、
以前より速く走れるようになっています。
ゆっくり走ると、怪我をしにくい
ゆっくり走ると、
無理な姿勢で走ることや無駄な力を地面にかけなくなるので、
地面からの無駄な反作用を受けにくくなります。
その結果、足裏や足の脛、膝、腰などを痛めにくいです。
そして怪我をしにくいので、
期間としても長く走り続けることができます。
ダイエットにも効果的
しっかりと有酸素運動ができる。
しかも長い時間できるので、カロリーを消費しやすい。
体を不健康にするような無理なダイエットではなく、
必要な十分な筋肉も作られる。
さらに
継続もしやすいので、
ダイエットにも効果的です。
個人的な感覚としては
30分以上走ると、脂肪が燃焼され始める感じです。
なので可能であれば45分〜1時間以上のランニングを
継続してできるようになると良いですね。
「長く、走ること」の問題点
問題点としては、
無理して長く走りすぎて、怪我をしてしまうことがあることです。
いつもより長く走ることが出来るようにはなりますが、
自分の足と相談して、徐々に距離を伸ばして行くようにしましょう。
また距離だけでなく、時間で決めるのも良いですね。
例えば、私の場合は、
1時間走、90分走、2時間走などと
走る距離ではなく、時間を決めて
時間だけを測定して、コースは決めずに自由に走る
ということをしたりしています。
最後に
ランニングは工夫次第でどんどん楽しくなるスポーツです。
今回は、走り方を工夫することで楽しく、
そして速くなれる方法を紹介しました。
「ゆっくり、長く走る」。
業界用語では、LSD(long slow distance)とも呼ばれる方法です。
トップアスリートを含め速い選手は皆やっている方法なので、
是非一度試してみてください。